dari dari dari

アフガニスタン、ダリー語について

<ちょっと休憩 >翻訳の調べ物に使っているお役立ちツール

lime

RitaEによるPixabayからの画像

 

 

こんにちは。

今日はちょっと休憩して、翻訳する際に時々使っているお役立ちツールを2つ紹介します。

 

差分比較ツール difff《デュフフ》

似たような文章だけれど、完全に一致しているのか、部分的に異なるのかを把握したい時に使っています。

私の場合は、主にウェブ上で公開されている文章を比較することが多いです。

 

difff《デュフフ》

difff.jp

 

機密文書を比較したい場合は、管理者さんがソースを公開してくれているのでそちらを使うこともできるそうです。

 difff《デュフフ》のウェブサイト はどなたでも無償で利用でき、入力テキストも一切サーバに残りませんが、 部外秘の文書をどうしても社内のサーバで デュフフ したいというような要望が 多かったため、ソースを公開することにしました。どうぞご利用ください。
(出典:GitHub - meso-cacase/difff: Webベースのテキスト比較ツール difff《デュフフ》

 

が、私はそこまでパソコンに詳しくないので、
機密文書を比較する場合は、wordの文書比較機能を使っています。

 

 

ちなみにこれってダリー語もできるかな? と思って試してみたら、できましたよ!
こんな感じです。


使用したのは「祇園精舎」のダリー語訳です。

 

f:id:aya_dari:20200723094743j:plain

左側はウェブに公開中の訳、右側は少し変更したものです。
(って、よく見えませんね・・・・・・)

 

左にある「比較する」ボタンの下に表示されるのが「差分」です。

青い文字のところが、左と右の文章の差です。

 

秘匿性の心配がない文書は、difffが簡単でオススメです

 

過去の情報を調べたい時のツール Wayback Machine

企業の文書を訳していると、過去の製品名やプロジェクトなどが登場します。
現在公開中のウェブサイトには載っていない製品やプロジェクト。

そんなときに過去のウェブサイトを調べることができるツールです。

(以前も紹介したことがありますが、回し者ではありません・・・・・・ それくらい便利なんです。)


このサイトは、ウェブサイトのアーカイブサイトです。
大きな組織やアクセス数の多いサイトだと、細かくアーカイブされているので、過去のPDFなどが閲覧できる場合もあります。

 

Internet Archive: Wayback Machine

archive.org

<使い方>

調べたいURLを入れて、過去の日付を指定して検索すると、その時点のウェブサイト情報が(アーカイブされていれば)見ることができます。

ウェブ情報は随時更新されるものなので、確実に正しい情報だとは言えない(後日訂正されている可能性もある)のですが、それでも調べる手掛かりにはなるので便利です。

 

<実例>


1. 例として、このブログのURL (https://www.daridaridari.com)を入れてみます。

 

f:id:aya_dari:20200723094747j:plain

 

 2. 検索結果に、ヒット数と日付が出ます。


(私のブログはヒット数が少ないですが、例えばApple社とか、大企業のURLは毎日アーカイブされています。色々見てみると面白いですよ!)

 

f:id:aya_dari:20200723094753j:plain

 

 

3. 下に表示されたカレンダーの青色の日付がアーカイブされているので、クリックしてみます。今回は2019年6月2日をクリック!

こんな感じで表示されました。

f:id:aya_dari:20200723094759j:plain

 

このページをさらにクリックすると、さらに進めるページ(アーカイブされている)と進めないページ(アーカイブされていない)に分かれます。

 

 

<ウェブ情報をアーカイブしておきたい場合>

このサイトのトップページの右側(赤枠)にURLを入れると、ページ情報を取得し、アーカイブしておけます。(クローラーの許可サイトのみ)

自分のサイトを保存したい方は、自分でアーカイブしておいても良いかもしれませんね。

 

f:id:aya_dari:20200723094739j:plain

 

ダリー語のサイトでも時々見られないことがある(通信状況?)ので、そんなときはこちらのサイトを閲覧しています。

 

今日も読んでくださりありがとうございます。
では。