こんにちは。
今日はちょっと休憩して、翻訳する際に時々使っているお役立ちツールを2つ紹介します。
差分比較ツール difff《デュフフ》
似たような文章だけれど、完全に一致しているのか、部分的に異なるのかを把握したい時に使っています。
私の場合は、主にウェブ上で公開されている文章を比較することが多いです。
機密文書を比較したい場合は、管理者さんがソースを公開してくれているのでそちらを使うこともできるそうです。
difff《デュフフ》のウェブサイト はどなたでも無償で利用でき、入力テキストも一切サーバに残りませんが、 部外秘の文書をどうしても社内のサーバで デュフフ したいというような要望が 多かったため、ソースを公開することにしました。どうぞご利用ください。
(出典:GitHub - meso-cacase/difff: Webベースのテキスト比較ツール difff《デュフフ》)
が、私はそこまでパソコンに詳しくないので、
機密文書を比較する場合は、wordの文書比較機能を使っています。
ちなみにこれってダリー語もできるかな? と思って試してみたら、できましたよ!
こんな感じです。
使用したのは「祇園精舎」のダリー語訳です。
左側はウェブに公開中の訳、右側は少し変更したものです。
(って、よく見えませんね・・・・・・)
左にある「比較する」ボタンの下に表示されるのが「差分」です。
青い文字のところが、左と右の文章の差です。
秘匿性の心配がない文書は、difffが簡単でオススメです。
過去の情報を調べたい時のツール Wayback Machine
企業の文書を訳していると、過去の製品名やプロジェクトなどが登場します。
現在公開中のウェブサイトには載っていない製品やプロジェクト。
そんなときに過去のウェブサイトを調べることができるツールです。
(以前も紹介したことがありますが、回し者ではありません・・・・・・ それくらい便利なんです。)
このサイトは、ウェブサイトのアーカイブサイトです。
大きな組織やアクセス数の多いサイトだと、細かくアーカイブされているので、過去のPDFなどが閲覧できる場合もあります。
Internet Archive: Wayback Machine
<使い方>
調べたいURLを入れて、過去の日付を指定して検索すると、その時点のウェブサイト情報が(アーカイブされていれば)見ることができます。
ウェブ情報は随時更新されるものなので、確実に正しい情報だとは言えない(後日訂正されている可能性もある)のですが、それでも調べる手掛かりにはなるので便利です。
<実例>
1. 例として、このブログのURL (https://www.daridaridari.com)を入れてみます。
2. 検索結果に、ヒット数と日付が出ます。
(私のブログはヒット数が少ないですが、例えばApple社とか、大企業のURLは毎日アーカイブされています。色々見てみると面白いですよ!)
3. 下に表示されたカレンダーの青色の日付がアーカイブされているので、クリックしてみます。今回は2019年6月2日をクリック!
こんな感じで表示されました。
このページをさらにクリックすると、さらに進めるページ(アーカイブされている)と進めないページ(アーカイブされていない)に分かれます。
<ウェブ情報をアーカイブしておきたい場合>
このサイトのトップページの右側(赤枠)にURLを入れると、ページ情報を取得し、アーカイブしておけます。(クローラーの許可サイトのみ)
自分のサイトを保存したい方は、自分でアーカイブしておいても良いかもしれませんね。
ダリー語のサイトでも時々見られないことがある(通信状況?)ので、そんなときはこちらのサイトを閲覧しています。
今日も読んでくださりありがとうございます。
では。