2020年2月12日18時40分 最終更新
こんにちは。
今日のお花はスノーフレーク(snowflake)です。
調べたところ、ペルシア語(ダリー語)でもدانه برفی と(daana barfee)と言うそうです。直訳すると「雪の種(粒)」といったところでしょうか。
Googleの画像検索をしたところ、دانه برفیは、英語と同じく雪の結晶という意味でもありました。雪の結晶や、その形をしたお菓子の画像がヒットしました。
蛇足ですが、単語の画像検索は面白いです。
100%正しいとも限らないのですが、調べるヒントをもらえたりします。
(少し怖かったり、どぎつい画像もあったりするので、大画面での表示はお勧めしませんが。)
ところで、ダリー語には「心が燃える」という表現があります。
日本語から想像すると、感情が高ぶったり、闘志に燃える様子、あるいはライバル心を燃やしているなどが想像できるのですが・・・
ダリー語では、全く異なる意味でした。
例文
دلم به حال او سوخت.۱
(直訳:彼の状況に、私の心は燃えた。)
訳:私は彼の状況に心を痛めた(気の毒に思った)。
ダリー語では 「心を痛める」、「悲しむ」、「可哀想に思う」という意味です。
小学校5年生の教科書を読んでいたときにこの表現に出会いました。
ダリー語話者の方々は、悲しいと「心が燃える」ような気持ちになるのですね。
日本語の表現とは異なるので、面白いなと思いました。
به ... دل سوختن
(・・・に心が燃える →)意味:・・・を悲しむ、気の毒に思う、可哀想に思う
これまでもいくつか気に入ったダリー語の表現を紹介してきました。
なかでも「あなたの痛みに当たる/触れる を食べる」、この表現が大好きです。
(※この表現、~を食べるの場合は前置詞 را (raa)を、~に当たる(触れる)の場合は前置詞 به (ba)を取るということをご教示いただいたので、修正しております。大変失礼いたしました。)
شاید روزی به دردت بخورم.ا
(拙訳:いつかあなたのお役に立てるかもしれません。)
(出典:アフガニスタンの小学校2年生のダリー語教科書102ページ)
今日紹介した「心が燃える」も、この 「あなたの痛みに当たる(触れる)」も、さらっと言えるようになりたいです。
とても詩的でロマンチックな表現だと思います。
今日も読んでくださりありがとうございます。
では。