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アフガニスタン、ダリー語について

あなたの痛みを食べる(動詞خوردنの不思議)

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Jill WellingtonによるPixabayからの画像
 

 

こんにちは。
ダリー語を勉強していると、動詞خوردن (khordan) の意味の広さに驚かされます。
これまで「食べる」という意味以外に、色々な表現を習ったので紹介しますね。


以下、表現(読み方)、意味、<表現の成り立ち>の順に記載します。

 

بازی خوردن  
(baazee khordan) だまされる <演技、欺きを食べる>

詐欺や嘘に引っかかった時の表現です。فریب خوردن   (fariib khordan) ‍とも言います。

相手の演技(欺き)を食べてしまうというのは、日本語で言う「一杯食わされる」と同じ表現ですね。

 

زمین خوردن  
(zameen khordan)  転ぶ  <地面を食べる、地面にぶつかる>


そのまま直訳しても、どういう状況なのか想像できますね。
かなり痛そう。

 

به درد خوردن 
(ba dard khordan)  役に立つ    <痛み、苦悩を食べる>

 

この表現は、小学校2年生の教科書を読んでいたときに出会った表現です。

شاید روزی به دردت بخورم.ا

(拙訳:いつかあなたのお役に立てるかもしれません。)

 
この例文を直訳すると、いつかあなたの痛みを食べるかもしれません、となります。

「あなたの痛みや苦悩を食べる」ってなんだか詩的な響きを持つ、素敵な表現だと思いませんか。

仕事上では、相手が抱えている問題を食べて(解決して)あげられたら、お役に立てますね。

プライベートでは、相手の痛みや苦悩を食べて(解決して)あげることは難しいのかもしれないですが。ただ一緒に寄り添うくらいしかできない・・・・・・
でも、共に在ることで救われることもあります。

 

最後にخوردنを使った諺ضرب المثلです。

زیاد خوردن ماهی تپیدن، کم خوردن آهو دویدن

 

(拙訳)
食べ過ぎると水から上がった魚のように鼓動が早くなる。
食べる量が少なければ、カモシカのように走れる。


日本語の「腹八分目」に近い表現でしょうか。


いつも読んでくださってありがとうございます。