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アフガニスタン、ダリー語について

アフガニスタンの都市の異名(バルフとガズニー)

hydrangea

Kohji AsakawaによるPixabayからの画像
2020年8月27日最終更新

 
こんにちは。

こちらは昨日も今日も雨が降っています。
時々滝のような雨が降ったり止んだりを繰り返しています。
皆さんのいる所ではいかがですか。

 

今日の写真はまたもや紫陽花です。

前にも書いたかもしれませんが、私は紫陽花が大好きです。
見れば見るほど不思議。
形も面白いし、ガクと花の絶妙なバランスがなんとも言えません。

 

花も自然も、なぜこんなにも美しいのでしょうね。

 

いつかアフガニスタンに咲くバラの花を見てみたいです。
土地によって気候や土や水が異なるからか、同じ花でも日本のバラとは表情が違うのではないかと思っています。

 

(実際、ケニアの国立公園で見た野生のゾウと、日本の動物園のゾウの表情は全然違っていました。動物だけでなく、植物もそうではないかと想像しています。)

 

 

ところで、今日はアフガニスタンの都市の異名について紹介します。

 

紹介するのは2つの都市です。

 

アフガニスタン北部バルフ州(地図の青部分)の街バルフと、
中部のガズニー州(紫部分)の都市ガズニーです。

 

Balkh-and-Ghazni

  

بلخ (バルフ)はかつてام البلاد (ummu al-belaad、「すべての街の母」)と呼ばれていました。

 

 

アフガニスタン北部のバルフ州には、世界で最も重要な歴史的建造物がいくつか存在する。古代都市バルフは、かつてすべての町の母とさえ呼ばれていた時代があった。

(出典:http://www.bbc.com/persian/afghanistan/2013/10/131021_silkroad_jewels_balkh_afghanistan
訳は引用者)

  

バルフは2,500年の歴史がある街で、現在のバルフ州の州都マザーリシャリーフの北西約20kmに位置します。

かつてこの街を侵略したアラブ人からام البلاد (ummu al-belaad)「すべての街の母」と呼ばれていたそうです。



続いてغزنی ガズニーです。ガズニーは عروس البلاد ('aroos al-belaad)「すべての街の花嫁」と呼ばれていました。

 

‍در گذشته غزنی مرکز حکمرانی غزنویان بوده است که به نام عروس البلاد شهرت داشت.ا

 かつてガズニーはガズナ朝の首都であり、すべての街の花嫁という名で知られていた。

 (出典:アフガニスタンの小学校3年生のダリー語教科書99ページ、和訳は引用者。)

 

※ガズナ朝は西暦977年から1186年まで続いたイスラム王朝。当時、この王朝の首都はガズナと呼ばれており、インド交易の拠点として栄えていた。ガズニーは2本のミナレット(モスクに付属する塔)で有名。スルタン・マスードとバハラム・シャーが建てたとされる。

 

ミナレットの映像はこちらです。

以前はもっと高さがあったそうなのですが上部がなくなり、2017年の時点ではこの動画の姿になっているそうです。


معرفی منار های غزنه introduction of Ghazni Minaret

 

今日も読んでくださり、ありがとうございます。

お休みの方もお仕事の方も、よい週末をお過ごしください。