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アフガニスタン、ダリー語について

アフガニスタンの布団打ち直し屋さん(ナダーフ)

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manzar_87によるPixabayからの画像

 

こんにちは。

最近読み始めたアフガニスタンの短編小説にنداف(nadaaf)という単語が出ていて、意味を調べると「綿を梳く人」と書かれており、あまりピンときていませんでした。

ダリー語の先生に、「ぺたんこになった布団をぽーんぽーんと叩いてふわふわにする人」のことだと教えていただき、小説の内容にもぴったりだったのでようやく腑に落ちました。

 

実際にナダーフしている動画を見てみたいと思って動画を探したところ、
アフガニスタンの番組にありました!

 

最初に「ナダーフの仕事はありませんか、ナダーフ(نداف کار دارین؟ نداف)」と言いながら家々を回っている様子は、子供の頃によく見かけた包丁研ぎ職人さんが家々を回っている様子と重なります。

 

公式動画 01:19-から始まります。

youtu.be

実際に綿をポンポン飛ばしてフワフワにしている音が、リズミカルでなんだか音楽みたいです。

近所の人がこの音を聞いたら「ナダーフが来ているからうちの布団もやってもらおう」と気づくような特徴的な音です。

 

日本にも布団打ちの文化がありますが、機械化されていてどういう風に打っているか分からないので、この動画は見ていて面白かったです。

レポーターが試しにやってみても、職人さんのような音がならなかったので、
綿打ちも職人技なのだなと思いました。のどかで見ていて楽しいです。

 

今日も読んでくださってありがとうございます。