こんばんは。
新聞でアフガニスタンにデルルバー(デルラバー)(دلربا)という楽器があることを知りました。
このデルルバーは、インド音楽が由来の楽器(dilruba/dilripa)で、アフガニスタンに伝わってから150年になるそうです。
ルバーブ(ラバーブ)と似ていますが、見比べると形状が若干異なっているようです。
(デルルバーの方が四角い、ラバーブは、ドロップ型のように見えます。)
新聞には、アフガニスタンの有名なデルルバー奏者アムルッディーン師の特集記事が載っていました。
60年間テレビやラジオなどで演奏してきて、現在御年75歳。
ここ数年はご高齢のため演奏活動をしていないそうです。
自分の息子や子供たちに教えてきたものの、皆やめてしまって、プロの後継者がいない状況だそう。
この伝統を絶やさないようにと、現在、文化省が2人の若者を育成しています。
動画では、デルルバーを演奏している様子とインタビューを観られます。
結構な大人と少年?のようにも見えますが、後継者になれるといいですね。
デルルバー(دلربا)というと、「魅力的な、魅惑的な」という形容詞で使われるイメージがあったので、楽器の名前にもなっているとは驚きでした。
デルルバーという言葉自体、「心」دلを「奪う」ربودن の語根ربا (rabaa)と考えると、それくらい魅力的な楽器なのだと思います。
動画では少し音色を聴くことができます。
「アフガニスタンの有名なデルルバー奏者アムルッディーン師の音楽人生の一考察」
動画13:00-
今日も読んでくださってありがとうございます。