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アフガニスタン、ダリー語について

ホラーサーン音楽の復活を目指して(アフガン少女たちの奮闘)

cyclamen

Jacques GAIMARDによるPixabayからの画像
2019年12月23日最終更新

 

 

こんにちは。
アフガニスタンの新聞で、ホラーサーン音楽の復活を目指して活動するバンドの記事を読みました。


ホラーサーンとはどの地域を指すのでしょうか。

『岩波 イスラーム辞典』によると、

ホラーサーン 

現在のイラン北東部の州名。歴史的にはもっと広い地域をさし、アフガニスタン西北部とトルクメニスタンの一部も含まれる。北はアム川から南はルート沙漠やスィースターン、東はバーミヤーンから西はゴルガーンにいたる。(後略)

 (出典:『岩波 イスラーム辞典』055 ホラーサーン)

とあります。

 

地図では、黄緑色の場所になります(大体の目安です)。

khorasan(出典:白地図専門店 3kaku-K., 色は引用者)


ではホラーサーン音楽とはどのような音楽なのでしょうか。

ا«سبک موسیقی خراسانی نزدیک به هزار سال قدمت دارد و در افغانستان در پامیر بدخشان هنوز زنده است و شنیده می‌شود.»۱

اکنون این موسیقی خراسانی تنها در حوزۀ پامیربدخشان، تاجیکستان و شمال پاکستان شنونده‌گان خودش را دارد - سبکی که در افغانستان گذشته بسیار دیرینه داشته‌است اما اکنون در بسیاری بخش‌های کشور فراموش شده‌است.۱

 「ホラーサーン音楽様式には1000年近くの歴史があります。アフガニスタン国内ではバダフシャーン州のパミール地区で未だに残っていて耳にします。」


現在このホラーサーン音楽は、バダフシャーン州パミール地区、タジキスタン、パキスタン北部でしか聞く者はいない。アフガニスタンでは、はるか昔から続く様式であるものの、現在は国内のほとんどの地域で忘れ去られている。

 (出典:「ホラーサーンの音楽様式復活を目指すバンド『バズメ・ワフダト(団結の宴)』の奮闘」、1398年射手座月27日付TOLOニュース記事。和訳は引用者。)

 

伝統的な音楽様式にも関わらず、今はアフガニスタンのごく一部の地域でしか聞くことができない音楽。この音楽の復活を目指して、女子学生の音楽バンドが演奏をしているそうです。

バンドは5年前に結成され、バンド名は«بزم وحدت»(団結の宴)と言うそうです。


興味深いのは、このホラーサーン音楽様式では、有名な詩人や神秘主義の詩をうたうことです。

記事にこのように紹介されていました。

این گروه که بیشتر آنان دانش‌آموزآن دختر استند، شعرهای عارفانه و تصوفی را از مولانا جلال‌الدین بلخی و حکیم ناصرخسرو با سازهای دف و رباب می‌سرایند.۱

メンバーの大半が女子学生のこのバンドは、われらの師ジャラールッディーン・バルヒー(ルーミー)、神学者ナースィル・ホスローのスーフィズム(神秘主義)の詩を、タンバリンとルバーブにあわせて歌う。

 (出典:同上。和訳は引用者。)


アフガニスタンは頻繁に詩を詠む文化のようです。
国語(ダリー語)の教科書でも3分の1以上が詩でした。
クイズ番組でも詩を詠んだりしていました。

日本でも『プレバト!!』で俳句を詠んでいますが、同じような感じでしょうか。

意識しているせいかもしれませんが、日本とアフガニスタンは文化的に沢山の共通点があるように感じます。

共通点と言えば、アフガニスタンには日本と同じようなコタツがあり、صندلی (sandalii)と言うそうですよ。

 

楽器の名前が出ていました。‍自分が覚えるために書き出しておきます。

دف  (daf) タンバリン

رباب  (rubaab) ルバーブ(ラバーブとも)。アフガニスタンの場合は、弦を使わず手で弾きます。

 


元記事はこちらです。

「ホラーサーンの音楽様式復活を目指すバンド『バズメ・ワフダト(団結の宴)』の奮闘」

tolonews.com

 

さてどんな音楽なのでしょう?
実際に聞いてみましょう。(1分15秒)


Musical Band Seeks to Revive Traditional Music of Khorasan

 

公式ニュース (43:47からです。)

ニュースでは、バンドメンバーのインタビューもありました。

ダリー語の新聞記事と内容がほとんど同じなので、記事を読んでから音声を聞くと勉強になります。

今日も読んでくださりありがとうございます。