こんにちは。
年末まであと15日! 時が経つのは早いですね。
今日は美味しそうなリンゴ園の写真にしました。
以前こんなリンゴ園に行ったことがあります。収穫時期のリンゴ園には幸せの香りが漂っていました。身体全体でリンゴのシャワーを浴びているくらいの甘い香り。
農家の人たちの嬉しそうな顔が忘れられません。
まるで自慢の我が子を見せてくれているような、そんな表情でした。
今日はアフガニスタンの諺(ضرب المثل)を紹介しますね。
کسی که قدر یک سیب را نداند، قدر یک باغ را هرگز نمیداند.۱
(kase ke qadare yak seeb raa nadaanad qadare yak baagh raa hargez nameedaanad.)
訳:リンゴ1個の価値が分からない者に、果樹園の価値は分からない
ふむふむ。納得です。
日本語にも同じような意味の諺がありますね。
・猫に小判(価値の分からない人に貴重なものを与えても何の役にも立たないことのたとえ。出典:猫に小判 - 故事ことわざ辞典)
・豚に真珠(値打ちがわからない者には、どんなに価値のあるものを与えても意味がなく、むだであることのたとえ。 出典:豚に真珠 - 故事ことわざ辞典)
後者の「豚に真珠」の出典は元々は聖書からです。
- Cast not pearls before swine. (豚の前に真珠を投げてはならない)
(出典:『新約聖書:マタイによる福音書』7章6節)
言語や文化の違いによらず、共通の価値観のようですね。
同じような価値観だけれど果物を使った諺になっているところが、アフガニスタンらしいと思いました。
アフガニスタンは(特に昔は)緑豊かな農業の盛んな土地だったというイメージがあります。ですので、身近な果物を使った諺が多いのかもしれません。
今日も読んでくださりありがとうございます。
では。