こんにちは。
今日はダリー語を学んでいて面白いと思った表現を紹介しますね。
م(عقابی) خود را با عجله نزدیک دهقان رسانید
(出典:アフガニスタンの3年生のダリー語教科書53ページ)
直訳:鷲は急いで自らを農民のそばに届けました。
→ 鷲は急いでなんとかして農民のそばに行きました。
→ 鷲は急いでなんとかして農民のそばに行きました。
私の場合、「鷲は急いで農民のそばにいきました」を日本語からダリー語に訳したとしても、
عقابی با عجله نزدیک دهقان رفت.ک
とそのまま単純に訳してしまいます。
先生に教えていただいたのですが、この خود را رساندن (khud raa rasaandan、「自身を届ける」) は、ダリー語らしい表現とのこと。
رفتن (raftan, 行く)を使う時に比べて、困難や支障を乗り越えて行くニュアンスがこの表現には入っているそうです。面白いですね。
ダリー語の文章を読んでいて、「日本語から訳した場合、同じようにダリー語で表現できるかどうか」を考えながら読むと、面白い発見があります。
自分にはない発想や表現方法を見つけると嬉しいです。
こういう表現に何度も何度も出会っていくと、ダリー語らしい表現が自然と身についていくのかもしれません。