2019年5月9日最終更新
こんばんは。
今日はダリー語とペルシア語の単語の違いについて、一例を挙げますね。
ダリー語の文章を読んでいて分からない単語が出てきた場合、皆さんはどうされていますか。
色々な調べ方があると思いますが、
私は手元のペ日・日ペ 現代ペルシア語辞典(合本)で意味を調べています。
するとたまにダリー語ではペルシア語と意味が違う場合や、ペルシア語辞典には載っていない単語があるため、出会ったダリー語の意味をこの辞書の余白に書き込んでいます。
また、カーブルの本屋さんから取り寄せたダリー語ダリー語辞書も時々使っています。まだダリー語ダリー語辞書をスラスラ読むには遠く及ばないレベルなので、このダリダリ辞書はサブとして使っています。
こういう辞書も世の中に出ているのですが、amazon.comでは絶版でした。
以下のサイトから部分的に閲覧できます。
(絶版になっていますが、すでに発行されたものを入手できる方法がないか考え中です。)
追記:その後も探していたら、amazon.co.ukで売っていました!
後日使ってみてから記事にしますね。
話を元に戻して、今日はペルシア語との違いでしたね。
ダリー語でナイフ、フォーク、スプーンのことをそれぞれ
کارد (kaard) ナイフ
پنجه (panja) フォーク
قاشق (qaashoq) スプーン
と言います。
フォークだけペルシア語の単語と異なります。
手元のペ日・日ペ 現代ペルシア語辞典(合本)によると、
ペルシア語ではフォークのことをچنگال (changaal)と言うそうですが、
ダリー語のフォークはپنجه (panja) なんですね。
پنجه は先端が5つに分かれているから、数字の「5」پنج (panj) から派生した言葉なのかなと思っています。これは覚えやすいですね。
余談ですが、چنگال (changaal)もچنگ (chang)もپنجه (panja / panje)も「かぎ爪」という意味があります。
「(簡単に手に入らないもの)を手に入れる、つかむ 」という意味の動詞は
به چنگ آوردن (ba chang aawardan)と表現すると習いました。
「かぎ爪」から、かなりガシッとしっかりつかむようなイメージがあります。
単語のイメージを作るには文章を沢山読んで、何回も同じ単語に違う文脈で出会っていくしかないのかなと思っています。
それぞれの単語のイメージが頭の中で少しずつ出来上がっていく過程も楽しいですよね。だんだんイメージが多面的になっていくというか、引き出しが増える感じがあります。
今日も読んでくださって、ありがとうございます。