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アフガニスタン、ダリー語について

ラマザーン月の朝食 سحری

moon_ramadan

birrellwalshによるPixabayからの画像
2019年5月11日最終更新

رمضان کریم! م(ラマザーン・カリーム)


ラマザーン月のはじまり

今年のラマザーン(ラマダーン)月はアフガン暦1398年‍牡牛座月16日 月曜日
 دوشنبه ۱۶ ثور ۱۳۹۸に始まりました。

西暦では2019年5月6日、ヒジュラ暦では1440年ラマザーン月1日 にあたります。

 

ご存じの方も多いと思いますが、ヒジュラ暦は月の満ち欠けに基づいた太陰暦です。

西暦に照らすと、ヒジュラ暦の各月が少しずつ動いているように見えます。
(例えば今年のラマザーン月は西暦の5月初旬から始まりましたが、2020年は4月下旬から始まります。)

月の満ち欠けで物事が動いていく世界、自然に委ねている感じが良いなと個人的には思います。

 

ラマザーン月の朝食 سحری 

 

今回、アフガニスタンのラマザーンについて、カーブルの人に聞いてみました。
ラマザーン月中は毎日何時に起きるかと聞いたところ、信じられない回答が・・・


なんと家族全員で毎日午前2時半(!)に起きて「朝食」 سحری (sahari)をとるそうです。
その後(現地時間の午前3時半位に)夜明け前のお祈りをして、また眠るのだとか。

ご存じの方も多いと思いますが、イスラム教徒はラマザーン月の日の出から日没まで飲食を断ちます。(※ただし病人や子供、妊娠中の女性などは除く。)


ですからその前と後に食事を食べるのですね。

سحری (sahari)は、ラマザーン月の夜明け前にとる食事のことです。
それと対をなして、日没後の断食明けの食事のことをافطار(eftaar)‍と言います。

以下サイトによると、 سحری (sahari)で食べた方が良いものとして、野菜(レタス、にんじん、トマト)、蜂蜜、全粒粉のパン、マカロニ、卵の白身、豆、ドライフルーツ、デーツ、ライム、ヨーグルトなどが挙げられていました。

photokade.com

ラマザーンの思い出

ラマザーンというと、楽しい思い出が沢山あります。 

アフガニスタンではないのですが、以前中東の国で暮らしていた時、職場の同僚の自宅に呼んでいただいて奥様のラマザーンの手料理をいただきました。とても豪華な美味しいお料理で、家族の団らんに混ぜていただいて嬉しかったのを思い出します。

 

街中の店の軒先に吊された色とりどりのラマザーンのランプ。
デーツの詰め合わせが沢山店頭に並べられて、道行く人もどことなくお祭りムードでテンションが高め。特に日没前は家路を急ぐ人や、空腹との闘いでイライラしている人も少なからずいたり。(これは仕方ないですね。日中食べなければそうなってしまうのも分かる気がします。)

ある時は同僚と外で仕事をしていて、家にもオフィスにも戻ることができませんでした。そんな断食明けの食事افطار(eftaar)‍の時でも、空腹の自分ではなく、まず目の前の人(しかも異教徒の私)に食べ物(デーツなど)を分けてくれた方々がいました。

 

個人的な体験ですが、ラマザーン月では自分よりも目の前の他者を優先する姿に遭遇することが多く、そうしてくださる方々をただただ尊敬するばかりです。

ラマザーン月は、人の優しい良い面を目にする機会が増えるような気がします。