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アフガニスタン、ダリー語について

大好きで何度も観ているイラン映画『運動靴と赤い金魚』بچه‌های آسمان

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Free-PhotosによるPixabayからの画像

 

こんばんは。

今日はアフガニスタンではなく、隣国イラン映画の紹介です。
あまりにも好きすぎてDVDを購入して何度も観ています。

数々の国際映画祭でノミネートや受賞した映画なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

 
映画のタイトル بچه‌های آسمان  (bacheha ye aasmaan)

邦題:『運動靴と赤い金魚』
監督:マジッド・マジディ監督
製作年:1997年(イラン)、1999年(日本公開)
言語:ペルシア語

 

あらすじ
(結末は書いていませんので、気になる方はDVDをご覧ください。)

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ある日、主人公のアリー少年はお使いに行きます。
妹ザーラの靴を修理してもらった後、八百屋で野菜を買っている最中にアリーはその靴をなくしてしまいます。家は貧しく、両親は大家さんに家賃滞納を咎められている状況で、とても新しい靴を買って欲しいと言い出すことはできません。

アリーはザーラに頼んで、靴をなくしたことを両親に内緒にしてもらい、自分の靴を2人で履くこと提案します。(※学校が午前授業と午後授業で分かれているらしく、2人で1足を共有することができたようです。)

ザーラも家の事情が分かっているので、両親には言えません。
アリー少年は学校で良い成績を収めてもらったペンをザーラにあげて、なだめます。
でも2人で1足を共有する生活は、お互いに不便で、色々と辛いことも起こります。


しばらくして、地区のマラソン大会が開催されることになり、3等賞が運動靴だということを知ったアリーは、先生に頼み込んで出場資格を得ます。
そして妹ザーラに運動靴をあげる約束をするのですが・・・・・・

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この映画の魅力は、なんといっても主人公のアリー少年と妹のザーラちゃん。
表情豊かで、妹を思う兄の気持ちも、妹が抱く色々な気持ちも丁寧に描かれています。

映画の本筋は上に書いたとおりですが、それ以外に、お父さんとアリー少年が新規商売の開拓で新興住宅地に行って庭師をするシーンや、最初に靴を持って行ってしまったおじさんとその家族の様子など、社会の多様な面が丁寧に描かれています。

 

なぜ邦題が『運動靴と赤い金魚』なのか・・・・・・は、最後まで観た時のお楽しみです。

原題はبچه‌های آسمان  (bacheha ye aasmaan) です。
直訳すると「天国の子供たち」と訳せなくもないけれど、「楽園の子供たち」の意味に近いのかなと思いました。

 

この映画だけでなく、今まで観たイラン映画は(たまたまかもしれませんが)温かい気持ちになる素朴な映画が多かったです。予定調和的な終わり方でないものも多いので、展開が読めないところが面白く、観ずにはいられません。

 

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