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アフガニスタン、ダリー語について

絵本『宝物』گنج

rainbow

2019年5月11日最終更新

こんにちは。

今日はアフガニスタンの有名な民話を紹介します。

私がこの話を最初に読んだのは、ダリー語の教科書(小学校2年生用)を通読している時でした。その時は『働き者の農民』という題名だったと思います。

今回読んだ本 « گتج »は、カーブルの本屋さんから購入したもの。
教科書と同じお話でしたが、絵本なので読みやすかったです。

shahmbookco.com



以下、あらすじです。

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ある所に働き者の農民と妻、怠け者の息子が2人いました。
働き者の父は2人の息子のことを心配しますが、息子たちは働かず、だらけて寝ています。

ある日、父親が病気になってしまいます。
死の床についた時、父親が息子たちにこう言います。
「お前たちのために宝物を畑に埋めておいた」

その後、父親が亡くなり、家には食べるものがなくなります。
そこで母が息子たちに、宝物を掘り起こすように言い、息子たちは畑を掘り始めます。
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さて、息子たちは畑から宝物を掘り起こすことができたのでしょうか。
それとも・・・?


結末まで分かった勘の良い方もいるかもしれません。

農民の知恵が詰まったストーリー。
そして、農民だけでなく、人間にとっての「宝物」とは何かということを考えさせてくれるストーリーです。

私はこのお話が好きです。
働くとは何なのか、簡単に宝物(=お金)が手に入ることが良いことなのか、
生きる喜びとは何なのかということまで考えるきっかけになります。

絵本には、言葉で直接言い表されていないメッセージが沢山盛り込まれていて、
読み手の私には想像もつかないくらい、絵本作家からの深いメッセージが込められていることもあります。


絵本の翻訳と言えば、 以前、翻訳学校に通っていた時に授業で何冊か絵本の翻訳をしました。

クラスメートそれぞれの訳に個性が出ていて、誰ひとりとして同じ訳をする人がいないのが、とても興味深かったのを覚えています。

大袈裟な言い方かもしれませんが、翻訳には、人生観や生きる姿勢も自ずと反映されるのかもしれません。
(もちろん翻訳者は透明なフィルターになって、絵本作家が日本語で書いたらこう書くだろうというところを目指して努力します。その努力をしたとしても、どうしても訳文に出てしまう個性のようなものがあるだろうと思います。)