こんにちは。
最近、دسته گل به آب دادن (花束を川に流す)という諺(慣用表現)を知りました。
元となったストーリーを教えてもらい、
それからペルシア語の動画と解説(記事下に掲載)を見ました。
この諺からはちょっと想像できない驚きのストーリーだったので紹介します。
<あらすじ>
昔ある街に何をしても不運な若者がいた。
若者が行くところでは必ず災難が起きたので、
人々は若者を不吉な男と呼んだ。
ある日若者は女性と恋に落ち、相思相愛になった。
女性の家族は、男の不吉な噂を聞いて猛反対。
結局女性は他の男性と結婚することになった。
愛する人の結婚式に耐えられない若者は、街を出る。
草原で花を摘み、花束を作り、それを川の流れに委ねた。
運命のいたずらか、花束は結婚式の会場のそばの川まで流れていく。
近くでは子供たちが遊んでいた。
流れていく花束を見て、皆がつかまえようとする。
子供たちの中に、花嫁の親族の少女がいた。
花束を取ろうと水に入り、溺れてしまった。
結婚式は悲しみへと変わった。
数日後、若者が落ち込んで戻ってきた。
若者は事故のことを知らなかったが、
人々が話しているのを聞いて、何が起きたかを知る。
自分のしたことを話すと、人々は彼にこういった。
「じゃあお前が花束を水に流したのか」
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ここから、دسته گل به آب دادن (花束を水に流す)という諺は
「しくじる、失敗する」という意味で使われるようになったそうです。
動画はこちら
ペルシア語の説明
ペルシア語の諺は面白いと感じるものが多いですが、
この諺の話を最初聞いたときは衝撃を受けました。
今日も読んでいただきありがとうございます。
ではまた。