こんにちは。
今日はアフガニスタン出身の作家カーレド・ホッセイニ氏の著書『カイト・ランナー』(文庫版の題名は『君のためなら千回でも』)を紹介します。
この本をご存じの方も多いかもしれません。映画化もされていますね。
私は名前を聞いたことはあったのですが、実際に本を読んだことはありませんでした。
最近ある方に紹介してもらったのがきっかけで読みました。
以下、簡単なあらすじです。
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1970年代のカーブル。幼い主人公は父親からの愛情を望みながらも、なかなかその思いは報われない。普段一緒に遊んでいるのは召使いのハッサン。
冬の凧合戦の日。父の愛を得ようと必死の主人公はハッサンの危難を救うことができなかった。罪の意識に苛まれる日々。主人公はさらに取り返しのつかないことをしてしまう。
それから約20年後、その罪を償う機会が訪れる。
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この物語を読んでいると、痛いし、悲しくて苦しい気持ちになりますが、
それでも多くの方に読んでもらえたらと思いました。
こんなに安全で豊かな環境の中で暮らしていて、「追体験」できるというのはあまりに不遜だと思いますが、それでもなお、物語自体に引き込む力があるので、まるで目の前で物語が展開されているかのように感じます。
(翻訳も、まるで日本語で書かれた本の様に読めるほど。脱帽です。)
重層的なストーリーなので、物語の本筋である主人公の罪の意識、葛藤、怒りやアイロニーだけでなく、アフガニスタン社会で「結婚」がどういう風に考えられているか、結婚相手をどのように選ぶのか、これが全てではないにせよ、一例として読めると思います。随所に多民族国家としての困難にも触れられていると思いました。
- 作者: カーレドホッセイニ,Khaled Hosseini,佐藤耕士
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ところで、物語に出てくる凧(カイト)がどんなものか、YouTubeで探してみました。
ご興味ある方はご覧下さい。
凧屋さんでのインタビュー
03:05頃から凧の作り方の紹介映像が流れます。
Gulbang - Kite flying - گلبانگ - کاغذپران بازی
凧本体のデザインもさまざまで、美しい模様のものが多いです。
色の組み合わせが斬新ですが、とても素敵です。
凧糸を巻く糸車(?)も色とりどりですね。
凧糸が店内に綺麗に陳列されている様子も、見ているだけでワクワクします。
実際の凧揚げの様子(英語のボイスオーバー付です。)
Viewfinder: The Real Kite Runners