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アフガニスタン、ダリー語について

「半分」違い  最近ワクワクしたちょっとした言葉の違い

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TakuyoによるPixabayからの画像

 

 

こんばんは。

すっかりご無沙汰しております。皆さまお元気ですか。

 

最近習ったことで、目から鱗だったことを紹介します。

ダリー語に、نیم (neem)とنیمه  (neemah)という二種類があります。

辞書を引くとどちらも「半分(の)」という意味が載っていて、同じような意味だと思っていたのですが、微妙に違いがあることを最近教えてもらいました。

 

نیم (neem)は、「ちょうど半分」(50%)

 

نیمه  (neemah)「大体半分」 (30%とかでも使える!) ←これに驚きました!

 

 

で使い分けるそうです。

 

例を見てみると……

 نیم (neem)

نیم‌بند   半熟の

نیم روز 正午

نیمساز 二等分線

نیم‌ساعت  半時間(30分)

نیم‌سال  半年、半学期

نیم‌کره  半球(北半球、南半球など)

 

結構ピッタリ半分ですね!

半熟は、あまりピンときませんでした。

 

نیمه  (neemah)

نیمه‌استوائی 亜熱帯の

نیمه‌تمام   未完成の、中途の

نیمه‌رسانا   半導体

نیمه‌شب   真夜中

نیمه‌کار   未完成の、中途半端な

 

大まかな半分な感じですね。

 

 

実際の単語の例では、原則どおりと思えないものもあるかもしれませんが、

イメージとして

 

نیم (neem)は、「ちょうど半分」(50%)

 

نیمه  (neemah)「大体半分」 (30%とかでも使える!)

 

 

と覚えておくと良いですね。

 

上のような感覚で使い分けているという話を聞いてから

そういったイメージで辞書を読むと、辞書がまた違って見えてきます!

こういう細かな感覚的な違いを知ると言葉を学ぶのが楽しいな、と思います。

皆さんはいかがですか。

 

今日も読んでくださり、ありがとうございます。

では、また。