こんばんは。
今日の写真はあくびをしているライオンです。大きな口ですね。
見ているだけであくびが伝染してきそうな勢いがありませんか?
さてダリー語で「くしゃみをする」、「あくびをする」、「せきをする」と言う場合、
それぞれ「名詞+する」という表現をしますが、取る動詞が異なります。
動詞の違いが面白いと思ったので紹介しますね。
「くしゃみをする」
عطسه زدن ('atsa zadan)
くしゃみعطسه ('atsa ) には、「打つ」と言う意味の動詞زدن(zadan)が来ます。
この動詞は、たたいたり、ピアノを弾いたり、歩いたり、音が鳴るときに使う動詞です。
「へクション」も「クシュン」も音が鳴るイメージなので覚えやすいですね。
「あくびをする」
فاژه کشیدن (faazha kasheedan)
あくびفاژه (faazha)には、「引っ張る」という意味の動詞 کشیدن (kasheedan)が続きます。
引っ張るという意味が、そのまま「空気を体内に引っ張る(吸う)」から、あくびに使われているんですね。
なんて論理的なのでしょう!
「せきをする」
سرفه کردن (surfa kardan)
せきسرفه (surfa)には、「~をする」という意味の動詞کردن (kardan)が来ます。
せきは空気を外に出して音がでるので「打つ」という意味の動詞زدن(zadan)は使われないのか、ふと疑問に思ったので、試しにGoogle でフレーズ検索してみました。
結果はご覧の通りです。
表現 | 読み方 | フレーズ検索の結果 | 備考 |
---|---|---|---|
"سرفه کردن" | (surfa kardan) | 約 468,000 件 | ○ 通常の言い方 |
”سرفه زدن” | (surfa zadan) | 約 9,830 件 | △ |
やっぱり、動詞کردن (kardan)が一般的ですね。
自分が使いたい表現が一般的かどうか分からない場合、フレーズ検索すると傾向が分かります。
とはいえ、どのサイトで使われているのか(執筆者が誰か)もチェックする必要があるので鵜呑みにはできませんが、参考情報のひとつになります。
(公的機関や国際組織のサイトで頻繁に使われている文言だとある程度自信を持って使えると思います。文脈ももちろんチェックする必要がありますが。)
今日も読んでくださりありがとうございます。
台風が接近していますね。風が強くなってきました。皆さんもお気を付けて。