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アフガニスタン、ダリー語について

穴は穴でも「ドーナツの穴」はダリー語で何て言う?

donuts

Alexas_FotosによるPixabayからの画像

 

 

こんばんは。

良かったら聞いてください!

ダリー語では、地面にあいている「穴」と、ドーナツの「穴」は違う単語を使うんです!!

 

日本語ではどちらも「穴」、英語ではどちらも"hole"ですよね。

 

さてさてダリー語では・・・・・・

 

地面にあいている「穴」は  حفره (hufra)

 と言います。

 

ちなみにイランのペルシア語では、حفره (hufra)の代わりにچاله (chaala)を使うそうです。
手元のペルシア語辞典にもچاله (chaala)が載っていました。

これに似た単語でچاه (chaah)「井戸」がありますね。

井戸は垂直に掘られた穴だから、単語も似るのでしょうか。どうなんだろう?
こういう語源を調べるのも楽しそうです。

 

そして

ドーナツの「穴」は  غار (ghaar)

(ドーナツの穴は、غار دونات/ ghaar-e donut)

と言います。

 

他にも、

5円玉とか、50円玉などの向こう側に貫通している「穴」غار (ghaar)です。

 

さらに洞窟、洞穴など、向こう側に貫通していない「穴」でもغار (ghaar)といいます。

 

上記2つの単語に加えて、

「穴」や「孔」という意味の سوراخ (sooraakh)という単語もあります。

 

ダリー語オンライン辞書قاموس کبیر افغانستانでは、

سوراخ (sooraakh)

حفره، رخنه، مجرا ، شکاف، فرج ،غار، نقب، مخفیگاه

と紹介されていました。

 

حفره (hufra)でもあり、غار (ghaar)でもある意味の他に、「割れ目、隙間、漏れ口」などの意味もあるんですね。

 

一見すると سوراخ (sooraakh)が単語としては一番広い意味のように思えましたが、試しにGoogleでسوراخを画像検索すると小さめの穴(例えば、耳の穴、鼻の穴、ピアスの穴など)ばかりがヒットするので、恐らく使い分けがなされていると思います。
(もっと詳しい辞書で確認する必要がありそうです)

 

今日はドーナツの「穴」について紹介しました。

読んでくださりありがとうございます。