こんばんは。
良かったら聞いてください!
ダリー語では、地面にあいている「穴」と、ドーナツの「穴」は違う単語を使うんです!!
日本語ではどちらも「穴」、英語ではどちらも"hole"ですよね。
さてさてダリー語では・・・・・・
地面にあいている「穴」は حفره (hufra)
と言います。
ちなみにイランのペルシア語では、حفره (hufra)の代わりにچاله (chaala)を使うそうです。
手元のペルシア語辞典にもچاله (chaala)が載っていました。
これに似た単語でچاه (chaah)「井戸」がありますね。
井戸は垂直に掘られた穴だから、単語も似るのでしょうか。どうなんだろう?
こういう語源を調べるのも楽しそうです。
そして
ドーナツの「穴」は غار (ghaar)
(ドーナツの穴は、غار دونات/ ghaar-e donut)
と言います。
他にも、
5円玉とか、50円玉などの向こう側に貫通している「穴」もغار (ghaar)です。
さらに洞窟、洞穴など、向こう側に貫通していない「穴」でもغار (ghaar)といいます。
上記2つの単語に加えて、
「穴」や「孔」という意味の سوراخ (sooraakh)という単語もあります。
ダリー語オンライン辞書قاموس کبیر افغانستانでは、
سوراخ (sooraakh)
حفره، رخنه، مجرا ، شکاف، فرج ،غار، نقب، مخفیگاه
と紹介されていました。
حفره (hufra)でもあり、غار (ghaar)でもある意味の他に、「割れ目、隙間、漏れ口」などの意味もあるんですね。
一見すると سوراخ (sooraakh)が単語としては一番広い意味のように思えましたが、試しにGoogleでسوراخを画像検索すると小さめの穴(例えば、耳の穴、鼻の穴、ピアスの穴など)ばかりがヒットするので、恐らく使い分けがなされていると思います。
(もっと詳しい辞書で確認する必要がありそうです)
今日はドーナツの「穴」について紹介しました。
読んでくださりありがとうございます。