こんにちは。
以前記事にしたペルシア書道の「その後」をお伝えします。
今年1月頃からペルシア書道の練習を始めました。
最初は蛍光ペンで練習。
お手本はダリー語の『書道』の教科書を使っていました。
3月には、蛍光ペンではなく、葦のペンとインクでペルシア書道を練習しはじめました。
あれから半年。
ほぼ毎日少しずつ練習しています。
今使っている道具
今は葦のペンと、日本の書道のインクを水で薄めて使っています。
書道のインクは「墨運堂 墨汁 玄宗 超濃墨液 作品用 200ml 12008」というものだったので、そのまま使ったらあまりにも重たく、筆が紙の上でうまくすべりませんでした。
ペルシア書道で使う紙は本来ツヤのあるアート紙、コート紙の使用が推奨されているようですが、私はもっぱらカレンダーの裏を使っています。
あまり数はないので、普段はコピー用紙で練習しています。
(コピー用紙のメリットは、お手本に重ねて練習できるところです。)
練習方法
上に紹介したように、蛍光ペンやインクを使ってひととおり教科書の練習を終えました。
筆で文字を書くことには慣れたものの、結局基礎が大事というあたりまえの結論に達しました。
下手の横好きなりに、もう一回最初から出直す気持ちで
一文字ひと文字を細かく(カーブ、太さ細さ、形など)練習してきました。
この練習を続けて、ようやく少し手と葦の筆がなじんできたと思います。
とりあえずカメの歩みですが、葦の筆で半年練習した記録を載せます。
それぞれ1行目がお手本、2~4行目が練習したものです。
上は、باران(baaraan)「雨」です。
こちらは、 آدمی(aadamee)「人間」です。
かなり形がいびつなものもありますね。
3枚目は、استاد(ustaad)「教師、マスター、師」です。
脱線ですが、映画『スター・ウォーズ』シリーズのジェダイ・マスターのヨーダは、
استاد بزرگ (جدای) یودا(ustaad-e bozurg jedai yoda )と言うそうです。
4枚目は、 جهان(jahaan)「世界」です。
この単語の形が好きです。もっと格好良く書きたい。
色々課題はあるのですが、練習している時間は「今」に集中できるので自分にとって実のある時間だなと思います。
墨の匂いって良いですね。結構癒されますね。
小学生の頃に短期間習っていた習字を思い出しました。
今日も読んでくださりありがとうございます。
では皆さま、台風にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。