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アフガニスタン、ダリー語について

単語の意味の広がり(「人」に対して使うホシュ・ビーニーとバド・ビーニー)

heart-shaped tree

Miroslav KaclíkによるPixabayからの画像

 

こんばんは。

冒頭の写真は、ハートの形をした木です。可愛いですね。

 

今日はダリー語を学んでいて「へぇ~」を100回位押したくなった単語を紹介します。

 

ダリー語では、


楽観主義のことをخوشبینی (khush-binee)(ホシュ・ビーニー)
悲観主義のことをبدبینی  (bad-binee)(バド・ビーニー)

 

と言います。

 

手元の辞書にもその意味で載っていました。

 

ただ、小6の教科書を読んでいて、その意味にそぐわない箇所がありました。

そこで教えてもらったのがこの意味です。

 

خوشبینی (khush-binee)


・楽観主義

(人に対して)好意的な見方をすること

 

 

بدبینی  (bad-binee)

・悲観主義

(人に対する)邪視(悪意のある目を向けること)

 


例文です。

試しに青字部分に「楽観主義」を入れるとあまり意味が通じませんね。

  

احترام متقابل یکی از شیوه‌های ایجاد وحدت ملی است و بین افراد خوش‌بینی را به وجود می‌آورد. احساس خوشبینی به مرور زمان تولید حس هم‌فکری میکند؛ لذا یکی از پایه‌های مهم وحدت ملی هم‌فکری است.۱

 

お互いを尊重し合うことは、国の団結をはかる方法のひとつであり、人々の間に好意的な見方を生み出します。好意的な感情は、時の経過と共に、同じ考えに賛同する感情をもたらします。それゆえ、国の団結に重要な基盤のひとつは、同じ考えに賛同することなのです。

(出典:アフガニスタン6年生のダリー語教科書 107ページ。和訳は引用者によるもの。)

 

このホシュ・ビーニーとバド・ビーニーは、「状況や未来」に対して、楽観主義、悲観主義だけでなく、「人」に対しても好意を持つ、悪意を持つ、と使える言葉なんですね。

 

この言葉、私はとても勉強になったと思ったので、どこかでダリー語を学ばれているあなたに向けて書いてみました。どなたかのお役に立つことがあれば幸いです。

 

今日も読んでくださりありがとうございます。
では。