こんばんは。
今日はダリー語を学んでいて面白いと感じた表現دارا (daaraa)を紹介します。
アフガニスタンの小学校5年生の教科書から、カーブルとカンダハールについて書かれた例文を引用しました。
まず、カーブル(緑色)とカンダハール(水色)の位置はこちらです。
(出典:白地図専門店 3kaku-K., 色は引用者)
まず、カーブルについて。
کابل پایتخت افغانستان است. آب و هوای کابل معتدل میباشد. دریای کابل از بین این شهر میگذرد و آن را به دو حصهٔ شمالی و جنوبی جدا میسازد. شهر کابل دارای پیشینهٔ تاریخی زیاد است.۱
(カーブルはアフガニスタンの首都です。カーブルの気候は温暖です。カーブル川は市内を流れており、川によって北部と南部の2つに分かれています。カーブル市は、悠久の歴史を有しています。)
(出典:アフガニスタンの5年生のダリー語教科書113ページから抜粋。和訳は引用者。)
このدارای (daaraa-ye)は、「~を持っている、有する」という意味の形容詞です。
自分で作文する場合、この形ではまだ表現できないですね・・・・・・
どうしても「持つ」という意味の動詞 داشتن (daashtan)の方が使いやすく、そちらばかり使ってしまいます。表現のパターンを増やしたいです。
次にカンダハールについて。
کندهار از ولایتهای تاریخی افغانستان بوده، دارای موقعیت جغرافیایی مهم میباشد. آب و هوای کندهار در تابستان گرم و در زمستان معتدل است. این ولایت در دورهٔ میرویس خان هوتک و احمدشاهدرانی مرکز پادشاهی و پایتخت افغانستان بود.۱
(アフガニスタン史上名高い州のひとつであったカンダハールは、地理的に重要な場所に位置しています。カンダハールの気候は、夏は暑く、冬は温暖です。この州は、ミールワイス・ハーン・ホタクとアフマド・シャー・ドゥッラーニーの時代に王国の中心であり、アフガニスタンの首都でした。)
(出典:アフガニスタンの5年生のダリー語教科書133ページから抜粋。和訳は引用者。)
カンダハール州は、کندهار (kandahaar)と書かれていますが、قندهار (qandahaar)
という表記も可能です。
この場合のدارای (daaraa-ye)も、前述したカーブルの例文と同じ使い方です。
一見簡単そうに見えて、この形容詞دارای を使って表現するのが難しい・・・・・・
文章を読んでいると、自分の発想では作れない表現に出会えます。
日々新たな発見があって楽しいです。
دارا(ی) (daaraa-ye) 形容詞「~を持っている、有する」
例文も作ってみました。
زبان دری دارای بیان زیبا زیاد است.۱
(zabaane darii daaraa-ye bayaane zeebaa zeyaad ast.)
ダリー語には美しい表現が沢山あります。
今日も読んでくださりありがとうございます。
では、また。