こんにちは。
今日はペルシア書道で気になった表現を紹介します。
お手本はアフガニスタンの教科書から画像をお借りして、こんな感じで練習しています。
※1行目が教科書のお手本です。
※2行目、3行目は練習したもの。
字はまだまだですが、書道をしている時間は、集中できるので楽しいです。
1枚あたりほんの5分、10分とかですが・・・
働いていて、時間に追われる生活をしていると、一見何の役にもたたない(と思うような)時間が貴重です。
ところで、この例文で驚いたのが「ホシュ・アーマド خوشامد」の意味です。
例文を書き出してみます。
روشندلان خوشامد شاهان نکرده اند
訳:聡明な人々は王たちにホシュ・アーマドをしなかった。
アフガニスタンのテレビを見ていると、ゲストの入場時に
「ようこそ(ホシュ・アーマデード) خوش آمدید」という言葉を聞きます。
例文の「ホシュ・アーマド خوشامد」は、「歓迎」という意味の名詞なので、
例文も「聡明な人々は~を歓迎しなかった」という意味かと思っていましたが、違いました。
なんと、「ゴマすり」という意味だそうです・・・・・・!
驚きました。
オンラインのダリー語辞書によると
خوشامد (khush-aamad)
معنی: تملق و چاپلوسی
(訳)
ホシュ・アーマド意味:へつらい、おべっか使い
(出典:オンライン辞書قاموس کبیر افغانستانのخوشامد、和訳は引用者によるもの。)
と書かれていました。
つまり上の例文は、
روشیدلان خوشامد شاهان نکرده اند
訳:聡明な人々は王たちにゴマすりをしなかった。
聡明な人々は王たちにへつらわなかった。
という意味になります。
この表現、ダリー語の先生から教えていただきました。
俗語なので、紙の辞書には載っていないそうです。
ダリー語特有の表現なのか、イランのペルシア語でもこう言うのかは分かりません。
もしご存じの方がいらっしゃいましたら、よかったら教えてください。
今日も読んでくださりありがとうございます。