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アフガニスタン、ダリー語について

カーブルで初のストリート・ブックフェア開催

a golden book

Uwe BaumannによるPixabayからの画像
2020年8月27日最終更新

 

こんばんは。

皆さん、本はお好きですか。
私はとても好きです。おそらく活字中毒だと思います。
出歩くときには必ず本を持ち歩いていますから。
本を読む時間は至福の時です。

 

カーブルにも本が好きな人たちがいました!

今日はカーブルでストリート・ブックフェアが開かれた話を紹介しますね。

 

元記事はこちらです。

「カーブルでストリート・ブックフェア開催『本は平和をもたらす』」

tolonews.com

さて、どのようなブックフェアなのでしょうか?

 

 「本は平和をもたらし、戦争にノーと言う」というスローガンのもと、本日(水瓶座月12日土曜日)カーブルで初のストリート・ブックフェアが開かれた。

カーブルのこの地区では前例のない取り組みとなる、2日間にわたるこのブックフェアは、出版関係2機関から約2500のさまざまな作品、計6000冊が持ち込まれ、展示された。

 (出典:「カーブルでストリート・ブックフェア開催『本は平和をもたらす』」、1398年水瓶座月12日付TOLOニュース記事。和訳は引用者。)

 

 
ブックフェア主催者の気持ちが熱いです。

 

شاهد فرهوش، از برگزارکننده‌گان این نمایشگاۀ خیابانی کتاب گفت: «تا زمانی که ما کتاب نخوانیم و تا زمانی که ما به کتاب چنگ نزنیم، تا ما کتاب را رفیق خود ندانیم، نمی‌توانیم به یک صلح نسبی برسیم؛ چه برسد به یک صلح دایمی!»۱

 

このストリート・ブックフェアの主催者のひとり、シャーヘド・ホシュは言った。「私たちが本を読まない限り、本を手に入れない限り、本を友と思わない限り、比較的平和といえる状況に達することはできません。ましてや恒久的平和にたどり着くことなどあろうはずがないのです!」

  (出典:同上。和訳、色文字は引用者。)

 

勉強になった表現

تا زمانی که:・・・する限り
چه برسد به:ましてや・・・でない

 

本を読めるということは、平和であること。
平和であることは、本を読めるということ。

表裏一体なのですね。
日本にいると当たり前のことなので意識しませんでしたが、本を渇望している人がこの世界に沢山いるのですね。

 

ブックフェアを訪れた人の意見を一部ですが紹介します。

このフェアを訪れたサリーマ・シャリーフィー は述べた。「人は本がなければ、人生に変化を生み出すことなどできません。ですから、本を読むことは非常に有益なのです」

パルワーン州の住民で、このフェアの訪れたデル・アーガーも次のとおり付け加えた。「読書の文化をここで定着させなければなりません。子供のためにも、若者のためにも、このようなフェアを多く開催する必要があります」

  (出典:同上。和訳は引用者。) 


本だけでなく、スポーツでも何でも打ち込めるものがあると、人生が豊かになるのかなと思います。

上と矛盾しますが、打ち込めるものがなくても、日々を大切に生きているだけで人生を豊かに過ごされている人もいるので、なくてはならないとも一概には言い切れませんが・・・・・・

人それぞれ色々な形があるということなのかもしれませんね。

 

自分の経験で言うと、人生の辛い時期(というか出口が見えなかった時期)に本を読んで救われたことがあります。

その本が直接的な解決策を提示していたわけではないのですが、「物語の力」に癒やされたというのが近い気がします。

暗闇の中手探りで歩き続けるときの松明(たいまつ)みたいな、そんな本でした。


アフガニスタンにある沢山の本も、アフガンの人たちを勇気づけたり、癒やしてくれる本もあるのかと想像します。いつか手にとって読んでみたいです。


今日も読んでくださりありがとうございます。
では、また。