こんばんは。
いきなりご飯の話ですみません。
今日の夕食はバジルチキンを作りました。
鶏もも肉に、細かく刻んだバジルと、オリーブオイル、塩胡椒、少量の蜂蜜とお酢で漬け込み、20分程冷蔵庫で冷やしてから焼いたところ、とても美味しかったです。
お酢はお肉を柔らかくすると言いますが、お酢と蜂蜜を使って料理すると結構美味しくなりますね!
この料理を作ったので、今日はお酢と蜂蜜を使ったアフガニスタンの諺(ضرب المثل)を紹介します。
سرکه مفت شیرینتر از عسل است.۱
(serka muft shireentar az 'asal ast.)
直訳:無料のお酢は蜂蜜よりも甘い
意味:
・皆、無料のものが好きだ。
・無料なのだからケチをつけてはいけないよ。有難いと思いなさい。
ちなみにダリー語でお酢がどのようなイメージで用いられているかがよく分かる例をいくつか教えていただきました。
例1
سرکه فروختن (serka frokhtan)
直訳:お酢を売る
意味:「無言になる、愛想のない」
例2
روی ترش (roy tursh)
直訳:酸っぱい顔
意味:「不機嫌」
例3
پیشانی ترشی کردن
(peyshaanee tursh kardan)
直訳:額(おでこ)が酸っぱくなる
意味:「怒っている、愛想のない、不機嫌になる」
お酢は本来酸っぱいものですが、そんな酸っぱいお酢でも無料مفت(muft)だと、蜂蜜よりも「甘く」感じるというアフガニスタンの諺でした。
「無料(ただ)」について、アフガニスタンでは肯定的に使われているようですが、
日本には、「只より高いものはない」という諺がありますね。
以前車のディーラーさんから、「うちの店で車を買ってくれたお客様に、無料で洗車サービスを提供していたのですけど、遠慮されるお客様ばかりで・・・・・・ 結局『100円洗車』を提供し始めたら、多くのお客様が頻繁にお店に寄ってくれるようになりました」という話を聞いたことがあります。
日本では、少しお金を払った方が利用しやすいと感じる人が多いのかもしれませんね。(一例にすぎないので、一般化はできませんが。一消費者としてはそう思いました。)
今日もお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
実際にお会いしたことがある方も、そうでない方も、画面の向こうで読んでくださっている方がいると思うととても励みになります。
本当にありがとう。