こんばんは。
こちらはまだ半袖で過ごせる気候ではあるものの、少しずつ秋らしくなっています。
北風が吹き、曇りの日が多くなってどことなく寂しい気持ちになる・・・・・・
季節の移ろいを感じる、これが「もののあはれ」なのでしょうか。
今日は、将来アフガニスタンの観光地になりそうだと思った場所、アルグ・シャーヒー・ジャバル・サラージュ ارگ شاهی جبل سراج (arg shaahee Jabal Saraj)を紹介します。
カーブルのارگ (arg)(アフガニスタン大統領府)とは別物です。
このارگ شاهی (arg shaahee)は 以下地図で黄緑色のパルワーン州پروان にあります。
パルワーン州はカーブルの北にあり、夏になるとカーブルから避暑にいくような場所だとか。
(軽井沢のような場所を想像します。)
(蛇足ですが、パルワーン州の州都はチャーリーカールچاریکارです。地図黄緑色部分の黒点です。)
出典:https://d-maps.com/carte.php?num_car=25962&lang=en (編集は引用者)
情報源は例のごとくTOLOニュースの記事です。
アルグ・シャーヒー・ジャバル・サラージュは110年以上前に当時の国王ハビーブッラー・ハーン حبیبالله خانによって建てられました。
このアルグは内戦とタリバン時代に激しい損傷を受けました。
1年前から再建作業が始まり、現在9割方完了したそうです。昼夜、700人の大工、金属細工職人、電気工事業者が作業に従事しており、冬の到来までに完成を見込んでいるとのこと。
記事を読んだだけですが、このアルグの見所は昔の技術を再現したことにあるのだと思います。こんな風に書かれていました。
2階建ての宮殿アルグ・シャーヒー・ジャバル・サラージュは、30室あるハラム・サラー(注:ハレム)を有し、ティムール朝とゴール朝の建築技術を取り入れた元来の様式で再建されます。
(出典:「アルグ・シャーヒー・ジャバル・サラージュ、9割以上の再建が完了」1398年天秤座月25日付TOLOニュース記事、和訳は引用者。)
ティムール朝(西暦1370‐1507年)とゴール朝(西暦11世紀初頭‐1215年)の建築様式は、どのような様式なのでしょうか。
どのくらい再現性が高いのか、映像では細かく見えないので何とも言えません。
分野は異なりますが、アフガニスタンの刺繍はかなり細かく繊細な印象なので、同じような技術力が建築分野の大工や彫り師の方々にもあれば、再現性が高く繊細なのかなという気がするのですが、推測の域を出ません。
実際に見てみたいです。
ご関心ある方、元記事はこちらです。
「アルグ・シャーヒー・ジャバル・サラージュ、9割以上の再建が完了」
公式動画です。実際の再建の模様が分かります。
こうして動画で見られるだけでも幸せですが、家族連れで安心して行けるくらい治安が回復して欲しいです。