2020年8月27日最終更新
こんばんは。
今日のお花はコスモスです。コスモスを見ると秋の訪れを感じます。
風に吹かれてはかなげだけれど、健気に咲いているところが好きです。
少し前に読んだ新聞記事から、今日はアフガニスタンのバードギース州のメロンについて書きますね。
以前メロンを記事にしたときに知ったのですが、日本ではメロンを野菜に分類しており、果実的な利用をすることから果実的野菜として扱っているそうです。
一方、ダリー語の辞書では、メロンは果実として紹介されていたので、おそらくアフガンでは果実なのでしょう。
その時の記事です。
今回紹介するバードギース州はアフガニスタン北西部にあります。
下の地図で、ひとつだけ色が濃い場所がバードギース州です。
出典:https://d-maps.com/carte.php?num_car=25962&lang=en(編集は引用者)
ダリー語表記 | 読み方 | |
---|---|---|
州名 | بادغیس | Badghis |
州都 | قلعهنو | Qala-e-Naw |
※バードギース州はトルクメニスタンと国境を接しています。
今年バードギース州で収穫されたメロンは、去年の2倍 دوبرابر (du-baraabar)になったそうです。
記事では具体的な収穫量は示されていないものの、州内約32,000ヘクタールの土地からの収穫量とのこと。これ自体は良い話なのですが、色々問題があるそうです。
それは、売りに行く市場がないこと。
さらにメロンを保管しておくための冷蔵庫がないことも問題だと言われています。
(巨大な建物のような冷蔵施設のことだと思います。)
バードギース州の農家の1人、マスードは語った。「我々のメロンの収穫物を貯蔵する冷蔵施設を建てなければなりません。このメロンが他の州、ひいては隣国に輸出されることを我々は望んでいます。」
(出典:「バードギース州のメロンの生産量が2倍に」1398年乙女座月3日付TOLOニュース記事、和訳は引用者による。)
記事本文はこちらです。
コツコツ真面目に働いている農家の人たちが報われる仕組みが必要ですね。
記事にもありましたが、そうした仕組みを作るのが国の仕事です。
野菜や果物の話に関心があるので、今後もフォローしたいと思います。
では。