2019年8月27日最終更新
こんにちは。
皆さん、ネコはお好きですか。
私はどちらかというと犬好きなのですが、そんな私がネコを好きになったきっかけがあります。
中東の海辺の街で暮らしていた時、昼間アパートのバルコニーに通じる扉を開けて風を通していたら、家のカーペットの上でネコが寝転んでいた(!)ことがありました。
近所に住む野良猫だったのですが、とっても幸せそうに家の中で寝ていました。
目が合ったときは(そこにいると思っていなかったので)お互いにびっくりしましたが、その後ネコはするりと扉から出て行きました。
当時バルコニーでブーゲンビリアを育てており、そこがネコのお気に入りの場所だったらしく、その後もバルコニーでかなりのびのびと過ごしていました。
好きなときに来て、好きなときに帰る。誰からもしばられないし、誰もしばらない。
そんな性格も良いものだなと思った記憶があります。
今日はダリー語でネコと同じつづりで、発音と意味が異なる単語(同綴異音異義語)を紹介しますね。
ダリー語では、ネコのことを پشک (peshak)と言います。
この単語、アフガニスタンの小4の教科書で見つけて、戸惑いました。
なぜならイランのペルシア語では、
پشک (peshk) ①くじ ②ふん
と書かれているからです!
文脈上、訳していて違和感がありましたが、やはりダリー語特有の単語でした。
ダリー語でپشکは、2つの単語になります。
ひとつは先程紹介した
پشک (peshak) ネコ です。
(イランのペルシア語ではگربه (gorbe)と言うようですね。)
(追記 ダリー語でも、گربه (gurba)とも言うそう。つまり「ネコ」には2通りの言い方があるとのこと・・・・・・。)
もう一つは
پشک (peshk) 兵役のくじ (قرعۀ عسکری) だそうです。
今は違うようですが、昔、兵役がくじで決められていた時代があったのかもしれません。
(兵役がくじ引きだったという根拠資料を英語、日本語、ダリー語で探しましたが、裏は取れませんでした。根拠が見つかれば更新しますね。)
今日も読んでくださってありがとうございます。