こんばんは。
今日は、早くこんな青空を仰ぎたいと思ってこの写真にしました。
私が住んでいる場所では、湿度90%以上の日が続いています。
周りの方の話では「ここ数年で今年が一番過ごし辛いよ」ということなので、
ここ2週間程感じていた身体の倦怠感も気候が原因だったようです。
(正直こんなに身体がしんどいと思わなかったので、原因を聞いて安心しました。)
湿度はダリー語で رطوبت (rutoobat) と言います。
人によって快適な湿度は違うみたいですね。
今まで知り合った方で、湿度90%以上だと超快適という方もいました。
私の場合は、湿度30-40%だと快適です。
中東で暮らしていた時は本当に快適でした。
それまで日本の一地域でしか暮らしたことがなかったので、土地が変わると体調がこんなにも違うということに驚きました。そして肌の調子も改善しました。
湿度が身体に与える影響は侮れません。
今日は気候に関する表現を紹介します。
少し前に小3の教科書を読み終えて、今はアフガニスタンの小4のダリー語の教科書を読んでいます。第7課にこんなフレーズがありました。
آب و هوای افغانستان، زمینهٔ بیشتر زراعت را مساعد میسازد.ا
(aab-o hawaa-e Afghaanestaan, zameena-e beshtar-e zeraa'at raa musaa'ed mesaazd. )
(アフガニスタンの気候は、大部分の農業分野に適している。)
(出典:アフガニスタンの4年生のダリー語教科書13ページから抜粋、発音表記と和訳は引用者による。)
آب و هوا (aab-o hawaa)は、直訳すると「水と空気」ですが、「気候」や「環境」の意味になるそうです。
(ちなみに私はこのフレーズを辞書を引かずに直訳しました・・・・・・ 授業後に辞書を引いて驚愕。ちゃんと「気候」の意味で載っているではありませんか。確かに意味を考えたら、水と空気は気候を表していますよね。でもこのお陰で覚えるきっかけになったので良しとします。簡単な言葉ほど、面倒くさがらずに丹念に辞書を引くことですね。)
例えばこんな言い方もするそうです。
آب و هوای هرات عادت گرفتی؟ا (aab-o hawaa-e Heraat 'aadat gereftii? )
ヘラートの環境には慣れましたか。
冒頭で、湿度がرطوبت (rutoobat) と述べましたが、湿気はنم (nam)と表現します。
この両者の違いについて教えてもらったことを整理してみました。
رطوبت (rutoobat):湿度 (humidity)全般を指す。(意味の範囲がنمよりも広い)
نم (nam):湿り気 (moisture)、不快な湿気 (damp)
(例:土地、地面、壁などが湿気を帯びているという場合はنمを使う。)
梅雨時、押し入れなどにنم がこもらないようにしたいですね。
では。
<参考>
アフガニスタン教育省のHPに掲載されている教科書一覧はこちらです。
以前、教科名についてまとめた記事です。