目覚まし時計とアザーン
こんにちは。
春になってから野生の鳥(のさえずり)を目覚まし代わりにして起きていたのですが、ここ数日はどこかに行ってしまったようで、本物の目覚ましを使っています。
夕方には戻っているみたいなのですが・・・・・・ なにせ野生の鳥なので自由です。
皆さんはどんな目覚ましを使っていますか。
イスラム圏の国だとモスクの形をしたアザーンの目覚まし時計が売っています。
こんな感じのものです。
カーブルにも売っているのでしょうか。
そもそもアザーンが流れるので、現地では目覚ましがいらないような気もしますが。
以前中東のある国で、毎日アザーンが聞こえる環境で暮らしていました。
大都会でしたのでモスクが街の中に沢山あり、お祈りの時間の前になるとアザーンが方々から聞こえてきました。(録音ではなく、毎回生の声です。スピーカーを使っているため大音量です。)
でも聞いていてどことなく安心するというか、心地の良いものです。
中には惚れ惚れするような美声の方もいます。
日本に帰ってきて、あまりの静けさに少し寂しくなりましたが、日本では静かな分、鳥のさえずりや虫の音が聞こえるので風情があって良いですね。
ابرو ریختن と آبرو ریختن
今日は最近教えてもらった表現を紹介します。
ダリー語で ابرو (abroo)は眉毛、آبرو (aabroo)は名誉を意味します。
とても似ている単語なんですね。
一説では、眉毛ابروは顔の一番高い所にある重要なパーツだから、名誉を意味するآبروに類似した単語だとか・・・・・・(記事にするにあたり根拠を探しましたが見つかりませんでしたので、何か分かれば記事を更新してお知らせします。)
ابرو ریختن (abroo riikhtan) 「眉毛が抜ける」
آبرو ریختن (aabroo riikhtan) 「名誉を傷つける」
とても似ていますね。覚えやすいと思いませんか。
آبروی کسی را ریختن (aabrooi kase raa riikhtan) 「人の名誉を失墜させる」
ちなみに、動詞のریختن(語根 ریز)は他動詞と自動詞の両方で使えます。
他動詞の意味:(液体を)注ぐ、こぼす、撒く、(名誉を)傷つける、失墜させる
自動詞の意味:注ぐ、抜け落ちる
辞書などにある例文を一通り読んでみて、ریختنは「今ある場所から落ちていく」イメージを持ちました。
だから名誉آبروが「落ちる」となるんですね。
日本語でも、「名誉を失墜させる」、「名声が地に落ちる」と言います。
この点では、ダリー語と日本語は発想が同じですね。
日本語とダリー語で使っている文字は違えど、考え方が同じところが面白いし、言葉の不思議を感じます。