2019年5月13日最終更新
こんにちは。
これまで何度か紹介してきたアフガニスタンの3年生の教科書を引き続き読んでいます。
第29課では« صبر و تحمل » (sabr wa tahammol)「忍耐と辛抱」と題して、子供たちに忍耐と辛抱の重要性を説いており、そこで忍耐の味について書かれていました。
م- صبر تلخ است ولیکن بر شیرین دارد.م(忍耐は苦いが甘くもある その実は甘い。)م- صبر و تحمل کلید خوشبختیها است.م(忍耐と辛抱は幸福の鍵である。)م- خداوند (جل جلاله) صابران را دوست دارد.م(神は忍耐強い者を愛する。)
(出典:アフガニスタンの3年生のダリー語教科書58ページから一部抜粋、日本語は拙訳。)
忍耐は تلخ (talkh)「苦く」、 شیرین(shiiriin)「甘い」のですね。
私は今まで忍耐を苦いとも、むろん甘いとも思ったことはなかったので、初めて読んだときには少し意外に感じた表現でした。
過去に苦い経験とか、苦い思いをしたことはありますが、忍耐は、「長年の忍耐」とか「苦しい忍耐」とかの表現が日本語で考えているとしっくりくると思います。
皆さんはどう思われますか?
この「忍耐は苦いが甘くもある その実は甘い」というのは、堪え忍ぶことは苦しいことだけれど、最終的には人生の幸福につながります(甘さも味わえる)という意味に解釈しました。
もし別の解釈があればご教示いただけたら嬉しいです。
→コメントいただきました。教えていただきまして、ありがとうございます!
すみません、私、بر (bar)の意味を取り違えておりました・・・
このبر (bar)は「果実」、「成果」という意味なのですね。
またひとつ勉強になりました。このبر (bar)はきっと忘れないでしょう!
沢山間違えて、記憶に定着させたいと思います・・・
(紫文字が追記部分です。)
言葉は本当に面白いです。ひとつひとつに発見がありますね。
では。
※その他、この課で学んだ表現
بر ما لازم است تا ارزش صبر را دانسته و آن را سرمشق زنده گی خود قرار دهیم.م(忍耐の価値を知るまで、忍耐を自らの人生の手本とすべきである。)
م... را سرمشق قرار دادن (... raa sar-mashq qaraar daadan)
~を手本とする