こんにちは。
今日は、前回予告していた「氷の穴」の話をします。
ダリー語には「氷の穴」یخچال (yakh-chaal) という単語があります。
何だと思いますか?
答えは、冷蔵庫という意味です。
分解すると、
یخ (yakh) は、氷
چال (chaal) は、穴、くぼみ という意味で、
یخچال はその複合名詞なのですね。覚えやすいし、面白いですね。
最初見たときには冷凍庫かと思いましたが、冷蔵庫なんだそうです。
その他、یخچالには氷室(天然氷を夏までたくわえておくために設けたむろ。地中や山かげに穴をあけ、上を茅 (かや) などでおおう。)という意味や「氷河」という意味もあります。
冷蔵庫がない時代から使われてきた単語なのでしょうね。
یخ(yakh)を使った単語をもうひとつ。
شیریخ(sheere-yakh)
これはشیر(sheer)牛乳と、یخ(yakh)氷から成る名詞です。
牛乳で作られている氷とは?
そう、アイスクリームですね。
ちょうどYouTubeでアフガニスタンのアイスクリームشیریخ(sheere-yakh)の作り方を紹介している動画がありました。
Afghan Shiryakh e Qaimaq Dar cream recipe SheerYakh Afghani With Qaimaqشیریخ افغانی با قیماق افغانی
上にちりばめられている緑のつぶつぶは、ピスタチオです。
日本だと抹茶アイスを連想しますが、アフガニスタンではピスタチオなんですね。
できあがりの映像ではアイスが溶けているように見えますが、قیماق (qaimaaq)と呼ばれる白いクリームをかけているようです。どんな味なのでしょう?
美味しそう。