こんにちは。お久しぶりです。
2月末にどうにか確定申告を提出したので、3月は余裕を持って仕事をしようと思っていたたところ、今週に入ってから忙しくなりました。
連日深夜まで作業をしていて、今朝ようやく終わりました。
自営業ですと、仕事が忙しいのは本当にありがたいです。
取引先の方々には、日々感謝、感謝です。
好きなことを仕事にしているので、仕事自体は苦になりません。
大変なこともありますが、働けるのはむしろ喜びなので、
(仕事量はともかく)一生働いて暮らしたいと思っています。
ただ、最近の働き方は体力的に厳しいものがあるので、
10年後、20年後に向けて働き方を少しずつ変えようと思います。
さて、前置きが長くなりました。
今日は、最近読んだダリー語の絵本を紹介します。
『老人とこどもたち』 « پیر مرد و بچههای او »
この本もカーブルの本屋さんで他の本と一緒にいただいたものです。
アフガニスタンでは有名なお話だそうです。
以下、あらすじです。
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昔々あるところにひとりの年老いた農民がいました。
農民には7人の息子がいました。
みな一緒に忙しく働いていました。
しかし、息子たちはいつも些細なことで喧嘩をして、
家にはいさかいが絶えませんでした。
そのせいで、大切な家畜を失うことが続き、
家の中には重苦しい空気が流れ、お父さんは頭を悩ませていました。
そうこうするうちに、お父さんは自分の死期を悟り、
家族全員を病床に呼び寄せ、息子にまっすぐで堅い矢を7本持ってくるように言います。
するとお父さんは7本の矢をひとつに束ね・・・・・・
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という展開なのですが、ここまで読むと戦国武将の毛利元就が3人の子に授けた教えの話、「三本の訓」を思い出された方もいるかもしれません。
そうなんです、このお話も同じ展開でした。
この絵本には、色々と勉強になる表現が満載でした。
特にそのまま覚えたいと思った表現をここで紹介します。
بی اتفاقی زندهگی را برباد میکند.۱
(仲違いする生活は身を滅ぼす。)
بی اتفاقی آب را درکوزه خشک میکند.۱
(仲違いすれば壺の水も乾いてしまう。)
بابه دهقان از خوشحالی در کالای خود جای نمیشد.۱
(農民のお父さんは服に入りきらないほど幸せになりました。)→ダリー語の慣用表現だそうです。素敵な表現ですね。