こんにちは。
今日はダリー語の絵本を紹介します。
以前紹介したカーブルの本屋さん(SHAH M BOOK CO)から
いただいた絵本『アフマド、父を救う』« احمد پدر خود را نجات میدهد » を読みました。
この話は、主人公アフマドの物語です。
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アフマドと妹のハミーダは、父親から学校に行くことを反対されています。
ある日のこと、アフマドは父親と馬で遠出をしました。
帰り道に父親が落馬して負傷してしまい、自力で帰宅できなくなります。
日が暮れるなか、アフマドは馬に手紙を託して助けを呼びます。
助けが来て、アフマドと父親は無事に帰宅することができ、家族は皆大喜び。
後日、父親がアフマドにご褒美を上げようとしたところ、
アフマドはご褒美の代わりにあることを父親に頼みます。
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この「あること」が何なのかは本を読んでいただいてのお楽しみに取って置きましょう。現実の問題と関連しているので読み応えのある絵本ではないかと思います。
この本は、英国放送協会(BBC)のアフガニスタン教育プロジェクト(Afghan Education Projects: AEP)が作成したもので、物語を通じて教育の大切さを伝えています。
なお、ユネスコによると、
現在のアフガニスタンの識字率は約31%(15歳以上の人口)。
女性の識字率は平均17%。地域差があり、首都カーブルにおける女性識字率は34.7%。
男性の識字率は平均約45%。これも地域差があり、カーブルの男性の識字率は68%と
言われています。
※識字率データは以下のウェブサイトを参照しました。
UNESCO Office in Kabul (国際連合教育科学文化機関カーブル事務所)