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アフガニスタン、ダリー語について

アフガニスタンとダリー語の紹介


このページでは、アフガニスタンとダリー語の概要を説明します。

 

アフガニスタンについて


アフガニスタンは中央アジアに位置する内陸国です。

日本とアフガニスタンは直線距離(航空距離)で6,275 km離れています。
地図上で日本から見ると、東南アジアやインドよりも西側に位置する国ですね。

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(出典:白地図専門店 3kaku-K., 文字と色は引用者が作成。)

 

 項目別にまとめました。

項目 データ 備考
国土 65.2万平方キロメートル 日本の約1.7倍。
首都 カーブル ※日本語では「カブール」と表記されますが、ダリー語では「カーブル」と発音します。
人口 約3,600万人 日本の約3.5分の1。
2020年7月現在
人口
増加率
2.38% 2020年7月現在
民族 パシュトゥーン人、タジク人、ハザラ人、ウズベク人など  
言語 公用語はダリー語(アフガニスタンのペルシア語)とパシュトー語の2言語。
その他に、ウズベク語、トルクメン語、ウルドゥー語、パシャイ語、ヌーリスターン語、バローチ語などがある。
 
宗教 イスラム教徒(多数派のスンニ派、およびシーア派)など 2009年現在
15歳以上の識字率 全体43%、男性55.5%、女性29.8% 2018年現在
天然資源 天然ガス、石油、石炭、銅、クロマイト、タルク、重晶石、硫黄、鉛、亜鉛、鉄鉱石、塩、貴石および半貴石、耕作地  
1人当たりのGDP 2,000米ドル 2017年現在

 

(参照資料)

・「Japan AB・日本の距離」https://www.japanab.com/cc/JP-AF
・『岩波イスラーム辞典』139アフガニスタン
・米国中央情報局(CIA), The World Factbook, Afghanistan
https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/geos/af.html

 

 

ダリー語とは

ダリー語とは、アフガニスタンで話されているペルシア語を指します。

文字は、日本語と逆方向で右から左に書きます。

 

手元の辞典にはこう紹介されていました。

ダリー語

のちにペルシア語と呼ばれることになる、アラビア文字表記される前の、サーサーン朝宮廷および当時のイラン文化圏の共通語。Dariとは「宮廷(dar)の(i)(言語)」の意味で、「宮廷のファールスィー(ペルシア語)Farsi Dari」とも呼ばれる。なお、現在では、アフガニスタンの公用語の1つで、やや古型を保つペルシア語の変種をダリー語(アフガン・ペルシア語)と呼ぶ。イラン国内においては、ゾロアスター教徒が自らの言語(いわゆるギャブリー語)をダリー語と称する場合もある。

(出典:『岩波イスラーム辞典』137ダリー語、太字は引用者。)

 

アフガニスタンのペルシア語(ダリー語)とイランで話されているペルシア語は、ほぼ同じだからペルシア語を学べば良いという方もいます。

別の本(Dari As a Second Langauge: Your First Dari Words, Conversation, Reading and Writing, Grammar, and Vocabulary)には、ダリー語とペルシア語は英語と米語くらいの違いと書かれていました。


私はイランのペルシア語を学んだことはなく、ダリー語から入りました。

個人的な印象では、日常用語は単語レベルで異なる場合があること、発音も少し異なりますので、同じとは言えないと思います。

ですが、どちらかの基礎がしっかりできている方であれば、もう一方はすぐに慣れるのではないかと思います。私は縁あってダリー語からペルシア語の世界に入ったので、ダリー語の学習教材などになりそうなものを当ブログdari dari dariで紹介していきたいと思います。